日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『BLUE GIANT』が好きだ(10巻はつらかったけど)

 Kindleでずっと読んでいるジャズ漫画、『BLUE GIANT』ですが、こないだ10巻が発売に。Amazonのレビューで、なんとなく方向性はわかっていたので、心の準備をして読みましたが、ううう、こう来たか…。これから、というところまで来ていた手応えと、それがするりとなくなってしまう感じと、それでも前に向かっていく向上心というかなんというか。執念というほどドロドロもしていなくて、でも次へ、次へ、と行くのです。

 「音の出ない音楽漫画」としては、ハロルド作石BECK』が大好きで、全巻紙のコミックで持っていますが、ロックは自分で聴いてきたし、なんというか風貌から現存のバンドを少し想起させられたりもしたので、なんとなくいけたのですが、『BLUE GIANT』はジャズをほとんど聴かないのに、どうしてこんなに好きなのだろうなあ。むしろ逆に、BLUE GIANTをきかっけにして、ジャズをAmazon MusicとかApple Musicで聴き始めていますからね。
bluegiant.jp


 むかしむかし、最初の就職の時に、そのときに会社に誘ってくれた方(入社後は上司になりました)が、プレゼントとして「Waltz for Debby」をくださったのを思い出します。

Waltz For Debby

Waltz For Debby

尊敬する先輩の結婚式

東京の空にいちばん近いチャペルで結婚式

 大学時代にお世話になり、とても尊敬していて、本当に本当に憧れた先輩の結婚式。東京でいちばん空に近い、虎ノ門ヒルズの上のチャペルで行われました。結婚式~披露宴~パーティーと、大学時代の同級生、先輩、後輩との大同窓会的な感じでした。
 虎ノ門ヒルズからはこんな景色なのですね。東京タワーからお台場まで、意外と近い。
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 いやー、結婚式は何ていうか、初心に帰れていいですね。幸せそうでよかった。奥様もとてもいい感じの方でした。スピーチしている姿を見て、いま自分がやりたいと思っているプレゼンテーションの形に似ていて本当にびっくりした。知らないうちに目指していたのよね、きっと。

愛宕神社へ行って…

 披露宴の後、パーティーまで1時間ほど時間があったので、クロークに荷物を預けたまま、近くを散歩。虎ノ門のあたりって、文部科学省にしか行かないですが…、フラフラ歩くと愛宕神社がすぐそばだったので、行ってみた。
 もう桜も咲いていました。いい日に結婚式だったな、と。
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 矢印に従っていったら、出世の階段を上がらずについてしまったので、帰りも出世の階段を降りずに戻りました(だってなんか、縁起悪いでしょう?笑)。

 フラフラしていて見つけた、「さくら」というお店の前にも桜の木が。
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夜はまたパーティー

 夕方からまたパーティー。楽しかった!夜景も見ることができたし、いろんな話ができて本当にいいパーティーでした。東京タワーが青いのは、今日が世界自閉症啓発デーだったから、らしい。
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 やー、いい一日だった。またがんばっていこう。

佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』を読了

 大学時代に同級生の影響で本当によく読んだ佐伯啓思先生の『自由と民主主義をもうやめる』を読了。2008年に発行されているのでだいぶいまと状況が違うものもあるかな…と思いつつ。タイトルが刺激的だったので、手に取りました。実際は、「自由と民主主義を(絶対にそのままただしいものだと考えるのを)もうやめる』ということですね。

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)

 そもそも、右翼と左翼とは…というところから話が始まります。

「左翼」は、人間の理性の万能を信じている。人間の理性能力によって、この社会を合理的に、人々が自由になるように作り直してゆくことができる、しかも、歴史はその方向に進歩している、と考える。
一方、「保守」とは、人間の理性能力には限界があると考える。人間は過度に合理的であろうとすると、むしろ予期できない誤りを犯すものである。したがって、過去の経験や非合理的なものの中にある知恵を大切にし、急激な社会変化を避けよう、と考える。
これが、本来的な意味での「左翼・進歩主義」と「保守主義」の対立です。社会主義か資本主義か、あるいは、親米か反米か、といったことは関係がありません。(p.22-23)

 こういうふうにきちんと整理すると、この後の文章で書かれているのですが、アメリカがそもそもとても「左翼・進歩主義」の国だよなあ、と感じます。アメリカは、合理的主義精神によって、社会をコントロールできると考えている。人間の無限の自由に大きな価値をおく。また、徹底した技術主義の国。アメリカ文明は進歩主義。アメリカほど「歴史の進歩」を信じている国はほかにはない。たしかになあ、と。
 ソ連社会主義があったからこその分類なのだなあ、と。まあ、分類することでわかりやすくはなるけど、本質的なところを考え続けるという行動に繋がりにくくなりますね。

 結局、第二次世界大戦をどう処理したか、というところにまで、日本で「自由」と「民主主義」をどう見るかということは遡るのですね。こうした言説は、とても興味があります。

ここまでの話をまとめると、「戦後」に対しては、二つの見方があるということです。
一つは丸山さんのような、公式的な戦後民主主義、平和主義の立場からの見方。あの間違った戦争を食い止めることができなかったという「悔恨の共同体」が、戦後の共通了解であるという考え方です。左翼的な考え方と言っていい。
もう一つは、吉田満に示されるように、あの戦争がよかったのか悪かったのかはともかくとして、そこで死んでいった若者たちに、われわれは非常に多くの何かを追っている、という「負い目の共同体」という考え方です。
(略)
私自身は明らかに後者のほうに立ちたい。丸山さん的な「悔恨の共同体」は、あまり意味のあるものだとは思えません。(p.188-189)

 こういうところまでさかのぼって考えてみたい。もう起こってしまったことは変わらないけれど、そうした背景があるからこう考えてしまうのだ、というふうに認知しておくことは大切だと思います。
 だからこそ、あとがきにある言葉に繋がるかな、と。

一国のはぐくんできた価値を大事にしようという立場を「保守の精神」と言っておきましょう。すると、「自由」や「民主主義」といえども、「保守の精神」が根底になければロクなものにならないということがわかります。(p.226

 政治には期待しているところもあるし、まったく期待していないところもあるのですが、無関心にはならないように、「どうしてこう考えちゃうんだろう」というところを考え続けていきたい。
tamekko.hatenablog.jp


 ひさしぶりに佐伯啓思先生の本を読み、楽しかったので、ちょっと近著を読んでみようと思います。

会津若松→仙台と移動

 会津若松へ。仕事で行ったけれども、集合時間が遅かったので朝から会津若松城へ行ってきました。うーん、きれいなお城です。
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 このあとのセミナーは会心の出来で、仙台へ移動する車のなかで、ちょっとテンションが高くなってしまったのを覚えています。ときどきある、会心のプレゼン。そういうのがあるから、やめられない。プレゼン、好きだ。

 車でずーっと移動して、ようやく仙台に到着。夜は飲み会。
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 〆にラーメン。仙台は本当に…いい街だ。2回に1回は夜に泥酔しているし、だいたいいつも食べ過ぎだよなあ…。
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 仙台、また行くことが増えるように、仕事がんばらなくては!

丹波柏原へ行ってきた

 仕事で兵庫県柏原へ出張。ずっと「かしわばら」だと思っていましたよ…。違うのです。読み方は「かいばら」。大阪から宝塚線篠山口まで出て、さらにそこから福知山線。三田のあたりとかを抜けて、ずーっと山の中へ行きます。途中からは単線。すぐ横を渓流が流れていて、とても綺麗です。
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 柏原駅の駅舎は、国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎だそうです。
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 柏原は、織田家と春日局ゆかりの地、とのこと。丹波柏原藩は、織田信長の弟・織田信包が治めた地。街を歩くと木瓜紋が。
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 旧・氷上高等小学校校舎。いまはレストランになっているみたいです。こういうのが残っているのもいいですね。柏原、とてもとても小さい街だけども、そのぶん、歴史的な建物などが残っていていい感じ。
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 柏原藩の藩庁も一部が残っています。いまは、小学校の敷地になっているのだそうだ。かわっているなあ。
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 街なかには水が流れていて、散歩していても楽しい。
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柏原八幡宮

 目的地への道すがら、途中で柏原八幡宮という表示を見たので、立ち寄ってみました。というか、山の上に塔が見えたのですが、それがどうやら柏原八幡宮のようです。参道はそのまま、登山道です。
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 山の上に社殿。鳥居の向こうに見える社殿がなんだかいい感じです。屋根がなんだかいい。人もほとんどいなかったので(まあ、平日の真昼間だし…)、静かな雰囲気がいい。
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 社殿の向こう側に三重塔が見えます。
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 社殿の向こうにぐるりとまわると三重塔。
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 帰り道はまた参道をずんずん下っていきます。山道も雰囲気あるなあ。とても気に入りました。柏原は丹波市なのですが、また丹波市に仕事で来られるように頑張りたいと思います。
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丹波といえば…

 丹波といえば、明智光秀?くらいの知識しかなかったですが、なかなかにおもしろかったです。帰ってきてから、街道をゆく丹波があるか調べて、読んでみた。

街道をゆく (4) (朝日文芸文庫)

街道をゆく (4) (朝日文芸文庫)

冬の函館出張 Day2

 仕事本番の日ですが、午前中に少し時間があったので、散歩。

JR函館駅摩周丸

 ホテルのすぐ前にあった、JR函館駅です。
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 函館本線0マイル地点には記念碑があります。北海道開拓の起点として活躍した路線だったのですよね。
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 ブラタモリでもやっていましたが、函館本線の線路はずーっと伸びていて、そのまま青函連絡船まで入れるようになっていたので、その方向にずーっと歩いていくと、D51手動輪が置いてあります。でかい。
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 そして、青函連絡船記念館になっている、摩周丸
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朝市もある

 函館駅のすぐそばに、朝市があります。得得セット8,000円!せっかくなのだから、とおばちゃんに上手にのせられて買って、家に送った(笑)
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金森赤レンガ倉庫

 ずーっと海沿いを歩いて、赤レンガ倉庫の方まで。船が着いて、いろいろな物資がこの倉庫にしまわれていたわけですが、それを残して中を改装しています。横浜の赤レンガ倉庫と同じ。考えれば、幕末~明治の開港地なんだから、そうですよね、と。
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 函館は、山から海まで坂道がまっすぐに伸びてます。CM撮影とかでも使われている有名な坂らしいです。
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新島襄海外渡航の地

 歩いているうちに知った、新島襄が海外渡航鎖国当時に!)した地には、碑がたっています。こんな寂しいところに…
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 幕末当時はもっともっと寂しいところだっただろうなあ、そこから海外渡航か。どんだけの覚悟だったか…と。
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街並みがとにかくきれい

 街にたくさん洋館が残っているのもいい。ぶらぶら散歩していても楽しい。
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 路面電車もいいね。
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冬の函館出張 Day1

 2月に函館出張に行きました。函館は初めて。どんな雪だろう…と緊張していきましたが、期待通りの雪(笑)

五稜郭

 空港について、出迎えてもらって、そのまま函太郎でお寿司を食べさせてもらって(すごい美味しかった!)、五稜郭へ。五稜郭タワーに登ると、眼下に五角形がきれいに見えます。
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 遠くに目を移すと、海が近いことにびっくりします。
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 ぐるりと見回してみても、海があって山があって、見ていて飽きない景色です。中にFablabも入っていました。
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はこだてみらい館

 函館駅前に行って、はこだてみらい館に行ってみました。子どもたちが遊べるスペースがたくさんあっておもしろいです。
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 光をかざすとイカが寄ってくる大型ビジョン。これおもしろいです。子どもに混じってやってきました(笑)
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函館山の夜景

 これは行かなきゃでしょ、ということで、函館山の夜景も見てきました。いやー、きれいだった!
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