希望の国のエクソダス
村上龍『希望の国のエクソダス』を読了。おもしろかった。一気に読んだ。こんなに仕事が忙しいのに読めちゃうのが不思議。さては、どっかでさぼってるな>自分(笑)。そういえば、学生の頃にめっちゃ忙しかったときに、司馬遼太郎『竜馬が行く』(全8巻)、『坂の上の雲』(全8巻)、『翔ぶが如く』(全10巻)を一気に読んだっけ。こりゃ一種の現実逃避であり、自分なりのバランス維持なのだなあ、多分。ま、いいや。で、『希望の国のエクソダス』ですが、おもしろいですぅ。サイトもあります、ここ。
制作メモ、基礎用語集なども入っていておすすめです。この小説、不登校から経済、インターネット、地域通貨(LETS)まで幅広くテーマがリンクして出てきます。ここ1〜2年、自分がけっこう興味を持っていた、それから身近に見ていた概念・アイデアがたくさん出てきててびっくり。例えば、LETSについてはHotWiredでこないだ特集されていたのを読んですごく興味を持ってて、その論文も手に入れてるし(まだ未読だけど)。インターネット/デジタルについては大学時代から始まっていまやけっこうどっぷりだし。ひさしぶりに読み終わるのが惜しい小説でした。LETSについてはとてもおもしろい概念なので、ちょっと時間ができたら勉強しようと思ってます。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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