日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

情熱大陸と情熱犬陸が教えてくれたもの

朝から全社ミーティング。ローテーションでまわってくる5分間スピーチの原稿を考えないまま寝てしまったため、行きの電車の中で、原稿を作りながら来る。2つのテーマを思いついて、オフィスで掃除しながらどっちを喋ろうか決めて、本番。スピーチ前の展開から、「5分きっかりで終わらせよう」と思ったのでデスクトップ上にStopWatchを動かして、時間と原稿を見比べながらしゃべる。
選んだテーマは「情熱大陸」と型。情熱大陸のPodcastで聞いた、情熱「犬」陸の話をしました。ロンドンハーツ*1で情熱犬陸というパロディを放送していた、という話。ひっかけられたのは、青木さやか。びっくりなことに、本家の情熱大陸側には事前確認、事後報告まったくなしだったらしい。他局なのに(笑)。
で、情熱大陸のプロデューサーの反応がまた漢*2な感じなのです。怒っているとかではなく…


それよりも、だ。なんだか悔しいのだ。それは、『情熱犬陸』が良く出来ていたから。撮影や編集の方法、そして、ナレーションのタッチ…。『情熱犬陸』は『情熱大陸』を実にうまくマネしていた。青木さやかさんは、取材中のインタビューの受け方についてこう話していた。「『情熱大陸』ってこんな感じじゃん」。
悔しいのは、そこだ。*3

この後、プロデューサーさんからは、知らないうちに「情熱大陸の型」みたいなものができちゃってて、そこにはまっているんじゃないか、という自戒が語られる。でも、僕はそうは思えなかった。それ以上に、こうやって「情熱大陸」っぽいよね、という型があるのがすばらしいと思う。僕はまだ、壊す型だってもっていない。作るものに型を作りたい。このカリキュラムって、この企画って、この事業計画って…「ああ、らしいよね。」と言われる型というものがほしい。
最後に、この情熱犬陸のドッキリ企画、撮影と取材で青木さやかを追いかけたのは2ヶ月間。ダミーの放送を日曜日の午後11時から、青木さやかの楽屋限定だけで限定放送。ひっかけるにもこれくらい気違いじみたことをしなきゃいけないんだな、と思ったよ。情熱大陸と情熱犬陸がいろいろなことを考えさせてくれました、という話。

*1:子どもに見せたくない番組3年連続1位奪取中!(笑)

*2:もちろん、「おとこ」、と読む

*3:この台詞がもう、情熱大陸のナレっぽいもんね(笑)