ηって何て読むの?
ふらりと本屋に立ち寄ったら出ていたので思わず買ってしまった、森博嗣『ηなのに夢のよう』*1を読了。Gシリーズは、前の前のS&Mシリーズと前のVシリーズとの関係がだんだんだんだん見えてきているシリーズだったのですが、今回からいよいよ森先生も見せてきた感じです。「そろそろ気づいてるよね?ヒントは出してるだろ?」みたいな。
ところで、このシリーズも大きな謎というかミステリがどかんと提示されていて、各作品での事件がだんだん瑣末なことに思えてきた。あの事件まで絡んでいるのか…、と。ずっと那古野が舞台で続いていくのだと思っていましたが、だんだんフィールドが広くなってきた感じがします。次が楽しみ。Gシリーズも10作で終了なのだろうか…。
最後にトーマが。愛に溢れたパートだったと思います。よかった。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: 新書
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*1:しかし、タイトルの「η」。「イータ」と読むのね。知らないよ(笑)