日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『非戦』の思いを実現したい

坂本龍一『非戦』を読了。ちょっと古い本。911の頃の本ですから、もう6年前。しかし、書かれていることは別に色褪せないし。こういうこと、考えることは大事だと思う。

非戦

非戦


子どもの頃からずっと戦争が大嫌いで*1、「自分が戦争に行かないですむ世界を作ろう」と自分本位にずっと考えていたのですが、血を分けた息子が生れて、余計にそう思うようになったかも。彼にとって悲しい事態が起こり得るような世界にしたくない。そのために、何ができるのかをしっかり考えたい。そのための手段として、教育業界に身を置いているわけです。
で、ここ半年くらいは、シリアスゲーム絡みで藤本さんとお話をさせてもらっていることもあり、余計にこうした欲求が強くなってきた。どうしたら、戦争なんてものを起こそうと思わない、他の選択肢で何とか(しようと)できるような子どもたちを育てるだろうか。で、Making Historyとかのサイトを見て、先生向けのマテリアルを読んだり、これを使ったデイキャンプなどができないかと思考してみる。考えて、やってみるべきだよね。英語のゲームではあるけど、上手に運用すればできないことはないのではないか、と思っているところ。
『非戦』とか読んでね、「とは言っても綺麗ごとじゃん」とも思うんだよ。「じゃあ、どうすりゃいいのさ」と思ったり、ぐるぐる考えが回っちゃったりもする。でも、どうせなら「無駄かも」「だめかも」と思いながら足掻いて無駄に終わる方がいい。「どうせ変わらない」と思って何もしないよりは、やりがいがあると思うのです。幸いなことに、僕にはそれを伝えられる場があったり、仕事があったりしますから。

*1:『広島のピカ』とか『対馬丸』とかの絵本を読み聞かせられる夏の平和授業は大嫌いだった。