日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

鎌倉、怖い。

高田崇史QED ventus 鎌倉の闇』を再読了。昨日読み終わった司馬さんの『街道をゆく』をぐっと濃くしておどろおどろしくした鎌倉の歴史散歩(笑)北条氏はめちゃめちゃ悪に描かれています。いまさらどっちかなんてわからないけど、銭洗弁天の説明、佐助稲荷の説明など、「ほほーっ」と思うこと多数。こうして名前とか漢字にしっかり残っているものなのですね。例えば、「佐助」は「(頼朝の別称である)佐殿を助けた」ということを示している、とかさ。御霊神社のお祭りの話とか、怖いっすねー。日本文化って。騙りの文化だよ。
日本文化って、鉄とか砂鉄とかが非常に大事で。その周りにいろいろな歴史が渦巻いている感じ。そう考えると、「もののけ姫」の描いた世界って、こういうのも下敷きにしているのかなぁ。
参考文献に井沢元彦さんの名前がありました。彼が書いた鎌倉時代も読んでみたいな、と思ったり。ちょっと探してみよう。こうして、いつも知っている鎌倉とはちょっと違う雰囲気で読んでみるのもいいかな、と思う。

QED  ~ventus~  鎌倉の闇 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 鎌倉の闇 (講談社ノベルス)