学校という場が持ち続けるもの
朝から車出したり。いろいろ心配。気を紛らわそうと無理矢理読書。桜庭一樹『青年のための読書クラブ』を読了。どんな話なのか、まったく前知識なく読み始めた。舞台は伝統ある女子高。思いのほか古い話から始まるので、ありゃ?と思っているうちにだんだんと時代設定が現代に近づいていき、最終的には未来の話になる。学校という場所、読書クラブというコミュニティを軸にしてつながっていくストーリー。こういうの好き。
僕は高校生の頃はハンドボール部だったし、本もまったく読んでいなかったので、読書クラブには程遠い生活だったから、こんな部活もいいなあ、と。
特に、最後がよかった。ばらばらだったキャラクタのそれぞれのストーリーが繋がっていく物語が好きなのだなあ。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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