日々、想う。んで、記す。

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「広辞苑」【キャバクラ】落選のワケ

めちゃおもしれー。こういうのをまじめにやっているところがおもしろいね。

10年ぶり改訂…「広辞苑」【キャバクラ】落選のワケ
編集部課長で責任者の上野真志さんによると、改訂のために約10万語を収拾したが、そのうち採用されたのは1万語。9万語が見送られたわけだが、その代表的なものは「キャバクラ」「萌え」「できちゃった婚」「イケテる」「イナバウアー」「クールビズ」「みたいな」「ワンコイン」など。中でも、「キャバクラ」を新語に加えるか否かについては、編集部内で大論争になったという。
東大名誉教授で国語項目を統括する山口明穂氏に、上野さんを含む3人の男性編集部員の計4人で行われた採用会議で、「キャバクラ」は、一度は採用する流れになった。しかし、試しに書いた原稿の内容が、〈若い女性が酒で接待するところ〉。
「だったらスナックだっていいじゃないか」「大体キャバレーとクラブの違いは何なのか」「クラブというからにはキャバクラは会員制なのか!」と、会議は大紛糾した。
「誰も行ったことはないのか」と山口教授に指摘され、一同「ごめんなさい、ありません」と頭をかいたが、「みんなで行ってみよう」とはならなかった。
そこで、百聞は一見にしかずと一番若い20代後半の編集部員が「そんなのお金くれれば僕が行きますよ!」と名乗りを上げたものの、「おまえに出す金はない!」と却下された。「そこまでして載せる項目か?」と冷静さを取り戻し、結局、採用は見送ることになったという。

最後の、「冷静さを取り戻し」ってところがツボ。