日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

デザイン思考ができる人を育てる必要がある?

早朝のお勉強。奥出直人『デザイン思考の道具箱 イノベーションを生む会社のつくり方』を読了。以前、「これから子どもたちにどんなスキルを身につけてもらいたいと思いますか?」という質問を保護者様にしたことがあって、そのときにお一人が「広い意味で何かをデザインできる子を育てたいと思います」とおっしゃっていたことがあります。その言葉と並行しているような、これからはデザインのプロセスを思考の全体にもちこまなくてはならない*1、という奥出先生の本。非常におもしろかった。
「創造性は個人の才能ではなくて方法だ」=方法さえ身につければ誰でも創造性を発揮できるというのは、教育に携わる者として非常に心強い言葉だと感じる。ノウハウを伝えることで身につけてもらうことができる、ということは希望だと思うから。才能のある人だけができる、っていう領域があることは認めるけど、その前にがんばればできる部分も大きくあるのだ、ということ。もちろん、ノウハウに向き不向きは絶対にあると思うので、たくさん試してみて、だんだん自己流にアレンジしてみて、とにかくやってみるってことが大事なのかな、と思っている。手帳の使い方、ToDoの管理の仕方、アイデア発想法、そういったノウハウを自分に向いたものに出会うまでやってみる、ってことが大事なのかな、と。
その意味で、この本に出てきたデザイン思考のためのプロセスとプラクティスについても、意識してやってみようと考えています。[→blog@Yui デザイン思考の道具箱]

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

*1:可愛いものを作る、というだけでなくてね