自分にしか見えない流れ
伊坂幸太郎『魔王』を読了。R25で伊坂幸太郎のインタビューを読み、生徒がイギリスに提出する作品のなかで紹介をしていたのとタイミングが同じだったので、ちょっと読んでみた。初・伊坂作品。何だか、村上龍『愛と幻想のファシズム』を思い出したよ。選挙どうする?と言っている今の状況とあまりにシンクロしすぎていて、読んでいて奥付の日付を確認したもん。おもしろかった。魔王は何のことかと思ったら、シューベルトの歌劇「魔王」のことでした。なるほど!誰もが通る、魔王。高校時代に音楽の試験で歌ったなぁ(笑)
ちなみにこの作品、続編が『モダンタイムス』という作品になっているそう。こちらはまだ文庫落ちしていませんが、読みたいなぁ。
あと、この『魔王』のなかで、宮沢賢治の詩がすごく大きな意味を持って引用されているのですが、いいなぁ、と不覚にもグッとなってしまった。読んでみようかな。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/12
- メディア: 文庫
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