日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

旧制高校、すげえな

室積光『記念試合』を読了。七高(鹿児島)と五高(熊本)の旧制高校野球部記念試合を絡めて、戦前から戦後にかけての家族の歴史を語っていく小説。最後は「おいおいおい…」という幹事のストーリー展開なのだけど、それはそれで嫌いじゃない。それよりも、旧制高校生たちのバカっぷりがとてもおもしろい、そして周囲がそれを許す理由についても書かれている。旧制高校の生徒の馬鹿騒ぎを許すのは、彼らが将来役に立つ人材だと期待してくれているからだ」というくだり。自分がいま、30代になって、若者たち(高校生とか大学生)にこういう気持ちを持って接しているかなぁ。
旧制高校をもう一度、的な方向性で進んでいる海陽学園、どんな感じなのかなぁ。

記念試合

記念試合