フェルマーの最終定理、を読んだ
サイモン・シン『フェルマーの最終定理』を読了。「フェルマーの最終定理」がいかに解決されたのか、というのを追いかけたノンフィクション。数学の証明に偏るでなく、スリリングでおもしろかった。
ディオファントスの墓碑銘に刻まれた謎、というのがおもしろかったな。
このみ墓にディオファントスの眠りたまう。ああ、偉大なる人よ。
その生涯の六分の一をわらべとして過ごされ、十二分の一の歳月の後には
ほぼ一面にひげがはえそろい、その後七分の一にして華燭の典をあげたまう。
結婚ののち五年にして、ひとり息子を授かりぬ。ああ、不幸なる子よ!
父の全生涯の半分でこの世から去ろうとは!父、ディオファントス
四年のあいだ数の学問にてその悲しみをまぎらわせ、ついに生涯を閉じたまう。
さて、ディオファントスは何歳まで生きたでしょうか、と。[→メモ:フェルマーの最終定理]
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
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