日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

アメリカの原理主義

河野博子『アメリカの原理主義』を読了。イスラム原理主義のテロと対決しているアメリカに、「原理主義」という言葉はあまり似つかわしくないというイメージもあるが、実はアメリカ国内にもたくさんの原理主義が…という話。キリスト教右派の存在から、中絶や同性結婚などのレポートがおもしろかった。
途中紹介されていた(p.146-147)、7年生の授業がおもしろい。:

  • 教室を真ん中から左右2つの陣営に分け、一つひとつステートメントを読み上げて、賛成と反対を分ける。
  • 最初のステートメントは、「セックスすることなしにつきあうのは、OKだ」。「もちろん、OK」「そんなの、飽きちゃうよ」。
  • おもしろいのは、「デートでは、男の子が払わなければならない」というステートメント。賛成反対のそれぞれによる意見を聞いた後、次のステートメントは「男の子がデート代を払う。女の子は何かセクシャルなことをしなければいけない」。

おもしろいそうだ。やってみたいが、日本の中1ではできないかなぁ。大学生でやるとリアルかなぁ…高校くらいでもおもしろいけど、学校側に歓迎はされなさそう。[→メモ:アメリカの原理主義]

アメリカの原理主義 (集英社新書)

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