アメリカの原理主義
河野博子『アメリカの原理主義』を読了。イスラム原理主義のテロと対決しているアメリカに、「原理主義」という言葉はあまり似つかわしくないというイメージもあるが、実はアメリカ国内にもたくさんの原理主義が…という話。キリスト教右派の存在から、中絶や同性結婚などのレポートがおもしろかった。
途中紹介されていた(p.146-147)、7年生の授業がおもしろい。:
- 教室を真ん中から左右2つの陣営に分け、一つひとつステートメントを読み上げて、賛成と反対を分ける。
- 最初のステートメントは、「セックスすることなしにつきあうのは、OKだ」。「もちろん、OK」「そんなの、飽きちゃうよ」。
- おもしろいのは、「デートでは、男の子が払わなければならない」というステートメント。賛成反対のそれぞれによる意見を聞いた後、次のステートメントは「男の子がデート代を払う。女の子は何かセクシャルなことをしなければいけない」。
おもしろいそうだ。やってみたいが、日本の中1ではできないかなぁ。大学生でやるとリアルかなぁ…高校くらいでもおもしろいけど、学校側に歓迎はされなさそう。[→メモ:アメリカの原理主義]
- 作者: 河野博子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: 新書
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