昭和16年夏の敗戦
猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』を読了。日米開戦直前、昭和16年夏に総力戦研究所というところで若手エリートたちが模擬内閣を作ってシミュレーションを出していた、という話。シミュレーションの結果は必敗。うーん、おもしろい。数字を本当にいじって、机上演習を繰り返し、戦局がどうなっていくのかを予測していく。ノンフィクションなことに驚いた。こんな結果まで裏側でちゃんと見えていたのに、でも戦争しちゃうのね…。政治とは恐ろしい。
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/06
- メディア: 文庫
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