辻村深月はこうでなくちゃ!
辻村深月『名前探しの放課後(上)』を読了。主人公が3ヶ月前にタイムスリップし、自殺した同級生を止めるために仲間を集め、いろいろなことをしていくストーリー。
本当に学校という場面設定に、タイムスリップという荒唐無稽な前提条件、こういうのが辻村深月はおもしろい。怒濤の展開で一気に読まされる。学校でのいじめのシーンとか、若者のものすごい残酷な様子とか、ドス黒い気持ちにもさせられるのだけど、そこを超えたところにちゃんとハッピーが来ることが多いので、がんばってそこを乗り越えて、下巻を楽しみにしよう。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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