ヘーゲルを総理大臣に!
小川仁志『ヘーゲルを総理大臣に!』を読了。表紙の感じから、『もしドラ』と同じ系統?と勘違いしていたのですが、どうやら違ったみたい。前半で、シミュレーション的に「こんな問題があるじゃない」というのをジレンマ状態で述べておき、後半でヘーゲルの思想をそれにあたがうとどんな感じになるのか、ということを述べていく。ヘーゲルって何だか国家主義者のイメージが強かったのと、とにかく「弁証法!」っていう哲学者だと思っていたのだけど、この本で紹介されているのは家族、国家、社会、職業団体、仲間集団、というコミュニティの側面が多く書かれていて新鮮だったな。
「公共性をどうやって伸ばすか」というのは、自分で作るカリキュラムの中にいれこみたいと思っていることなので、もうちょっとストーリー形式を取り入れて、学校で使えるような形にできないか、考えてみようと思う。[→メモ:ヘーゲルを総理大臣に!]
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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