日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

カンブリア宮殿を読んでテンションUP

村上龍カンブリア宮殿 村上龍×経済人2』を読了。カンブリア宮殿は好きな番組。けっこう見ています。いろんな経営者の人が出てきますけど、みなさん魅力的よねー。
吉野家・安部社長の話は、なんだかいろいろうまくいかない人に、まずがんばってほしいと励ましたいときに。吉野家自体もものすごく大変だと思いますけどね。BSEのときは、みんなで ゆずの「栄光の架橋」を歌ったとか。熱いトップはいいっすね!

みんな、自分の適性というのは自分の好き嫌いだと思っているじゃないですか。ところが、好き嫌いと才能とは別なんです。だから自分の今やっていることを全力でやっていると、たとえ嫌いだったことでも、他のやつよりできることはいっぱいある。目の前のことに全力を発揮し続けている限り、必ず周りの人はそれなりの評価はしてくれると思うんですよ。(p.52)

それから、日本交通の川鍋さんの話も。いろいろ考えさせられます。でも、いいことをして利益を上げて、それを社会に還元する、そのために頑張りたいと思うし、徳を積みたいと思いますね。神風、吹け!(笑)

ある弁護士の先生にずっとお世話になっていたのですが、会社が生き残った時に、その方から言われたんです。「自分がやってきた何百件という案件の中で五指に入るほどうまくいった」と。「君、何でかわかるか」「わかんないです」という話になって、「君もがんばった。僕もがんばった。だけどこれは、この会社が過去に積み上げてきた徳によって、もう一回チャンスを与えられたんだ」というわけです。「何でそんなことがわかるんですか」と聞くと、「いろいろな会社の再生をやっていると、ここで勝たなきゃいかん」という時がある。そういう時に、上手くいっているようでダメになる会社と、ダメそうでも必ず神風が吹く会社がある。日本交通は後者だ。ヤバそうでも必ずポイントのところでうまくいく会社は、過去に良いことをしてきたからだ。だから川鍋君、復活した暁には君にはもう一度、徳を残さなければいかん」と言われました。(p.213)

これ、会社のところを「日本」と読み替えたらどうなんだろ、と思っちゃったり。[→メモ:カンブリア宮殿 2]

カンブリア宮殿 村上龍×経済人II (日経スペシャル)

カンブリア宮殿 村上龍×経済人II (日経スペシャル)