日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

授業参観で手応え

AM4:00に帰宅して、AM6:30に家を出る。めちゃめちゃやるなあ、自分。で、遠く埼玉県まで行きまして、授業参観。自分の息子のではなく、うちのカリキュラムが導入されている小学校で公開されるのです。どう教えるのか、ということについては先生方に研修しているのは自分だしカリキュラムも提供しているので把握しているのだけど、保護者の方が授業を見てどんな感想を持つのか、というのは見てみないとわからないので。
で、行ってみた。最初は、保護者さまの反応として多いのは、「ボードゲームも使うのね、楽しそう」というもの。まあ、学校で勉強勉強!というのではなく、こうしたボードゲームを使うことで情操教育的なものもやっているのね、という評価。ここでは、たぶん本当に役立つ、というふうには考えていらっしゃらないだろうな、と。
ゲームのルールの説明、練習プレイが進んで、途中で先生が黒板を使って考え方の説明をしたり実生活とのリンクを話したりするあたりから、「なるほど、こういう教え方もいいわね」みたいな感じに変わる。「他にも何種類もあるボードゲームを使う」ということを聞くと、このあと、どんなふうに展開していくのかを楽しみにしてくれている様子。嬉しいことです。学校に導入されれば、こうして評価をしてもらえるのだな、と勇気づけられる*1
1年間の導入が決まっているわけで、まだまだこれから。非常に楽しみです。来月には、このカリキュラムの国際カンファレンス@ポルトガルもあるし、もっともっと自分自身を高めていかなければ。
「勝ったり負けたり」「手持ちの物がなくなってにっちもさっちもいかなくなったり」という人生の困ることを、ボードゲームの中で疑似体験させることができる*2、というのは、僕らが先生方に話している1つのポイントなんだけど、それにともなって映画「ロッキー4」を思い出した。まだ冷戦時代で、ロッキー(アメリカ)とドラゴ(ソ連)がタイトルマッチをする、という話だったわけだけど、試合後にロッキーが、「今日ここで2人の男が殺しあった!でも、百万人が殺し合うよりマシだ!」みたいなことを言うんだよ。あれはなかなかいいシーンだったなあ。ボクシングまでいかなくとも、ボードゲームを通じてだってそういうことはできるだろう、と思ってます。

*1:学習塾はまた話が別。学校で情操教育もしてくれる、は0→プラスな評価だけど、学習塾だったら最初から情操教育を求められていないからね…

*2:「負けから学べることがある」とか「計画的にリソースは使わないと、貧乏になる」とか、板書をノートに写して学べるものじゃないでしょ。