日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

教育は変われると信じたい

文部科学省のサイトに出ていた、中原徹氏(大阪府立和泉高等学校長)の意見発表が熱い。

ですから、私がやりたいことというのは、「国際社会で勝負できる若者の育成」に尽きます。ということで、すべての考えがここからスタートしているのですけれども、まず、岸和田の和泉高校に赴任して、大阪府の教育委員会だったり、それからいろいろな教育関係者の方にお会いして、それから保護者の方もそうです、生徒もそうです。やはり危機感といいますか、国際社会における日本の立ち位置ということをそもそもあまり考える人がいない。近隣の学校と比較し、うちの学校の方がちょっと成績がいいだとか、隣の子よりもいい学校に行っただとか、就職が同期生よりも早くいいところに決まっただとか、そういうことに終始しているということを強く感じました。今でもそういった危機感については伝えなければいけないということで苦労していますけれども。特に高校ということになると、義務教育は終わっていますので、やはり頂点は、関西で言えば京大、東京で言えば東大、早稲田、慶應など、残念ながら、そこに入れてしまえば、高校の教育者としてはおしまいという、西京高校さんは違いますけれども、そうでない進学校というのがやはりすごく多くて。
ただ、私の原点というのは、仮に東大、京大に入って、しかもその中で英語が得意ですということで出てきた代表選手が世界で通用していないというふうに思ったところにありますので、世界で通用する形で東大、京大に入ってもらって、どんどん勝負していってもらいたいというふうに考えています。

そうだそうだ!この中原さんは、弁護士→民間人校長というルートです。一度、社会に出て、「これからの日本人はどうあるべきか?」とグランドデザインを描いている人が校長先生になって、かつ権限も(責任も)与えられるようでないと、やっぱり変わらないのかなあ、と思ったり。
こうしていいことを言う人もいて、こういう意見を文科省の役人の皆さんも聞いていて、社会的にも「教育は何とかしなきゃ!」とニーズもあるのに…うまくいかないよなあ…。教育政策が票につながりにくい、というのはあるらしいけれど。
それでも、それでも、学校が変わることが僕は王道だと思っているので、そこを仕事としてお手伝いしたいなあ、と思います。