日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

新年度向け導入研修に行ってきました

新年度からのカリキュラム導入研修を京都で実施。教室にいるほとんどの人が、僕より英語を話せます。あとでわかったけど、「高校入学時に初めて日本に住みました」みたいな人もいて、ほとんど外国です(笑)日本語より英語が得意みたいな。
4時間まるまる、座学で方法論の説明をし、なるべくたくさんのボードゲームに接してもらう。単純に楽しんでもらえたのもよかったし、「解き方や上手なプレイ方法」を教えてあげる、というのではなくて、「どうやって考えればいいのか」というのを型として教えて、そうした考え方ができるように引き出す/導く、というのをやってもらいました。とっても楽しんでもらえたようでした。みんなで前を向いて黒板を見て、みたいなスタイルではまったくなくて、みんなでボードゲームを囲んでああでもないこうでもないと相談したり、「あ、わかったよ!こうじゃない?」みたいな話し合いがあったり、そういうのが大事なのです、と。指導する人は「Teacher」ではなく「Mediator」*1なのだ、ということを実感してもらえたらいいな、と。「これが未来の授業のスタイルよ」的な言葉も聞こえたりして、やってよかったな、と。
途中、英語表現を直されたり(笑)もしながら、なんとか4時間やり切りました。はああ。まったくもって消耗したけどね。でもとっても楽しかった。
ランチタイムはカフェテリアでピザパーティー。学生さんたちのコミュニティができているのがすごい。パワーを感じる、勉強になるなあ。僕が書いたカリキュラムをずっと教室現場で教えてくれていた大学院生にもランチの時に会えて、ご挨拶。これは嬉しかったな。自分が書いたものを実際にやってくれているのだな、というのは力になります。

*1:これに絡んで、ルーベン・フォイヤーシュタインの理論にあたりたいな、と思っているのです。