プロジェクトマネジメントが苦手だ
Scott Berkun『アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法』を読了。プロジェクトマネジメント…もう自分にとっては鬼門だよなあ。
p.395 にはサマリーが。
- 大きな期限は、小さな期限の集合体でしかない。
- どのようなマイルストーンにも3つの期限がある。設計の完了(仕様書の完成)、機能の完成(実装の終了)、マイルストーンへの到達(品質保証と洗練作業の完了)。
- 期日に間に合わせることは、飛行機の着陸とよく似ている。どちらも長い、ゆっくりとした着陸進入が必要になる。そして、大掛かりな整備を必要とすることなく、すぐに再び離陸できる準備を整えられるような着陸を行う必要がある。
- プロジェクトを追跡するためには、どの要素を測定するのかを決定しておく必要がある。一般的な要素としては、日々のビルド、バグ/欠陥のマネジメント、アクティビティチャートがある。
- プロジェクトレベルの調整を行うため、コントロールにおける要素を洗い出しておく必要がある。一般的な要素としては、レビューミーティング、トリアージ、ウォーチームがある。
- 終盤の大詰めはゆっくりとした退屈なプロセスとなる。ここでの難問は、リリースを満足のいくものに保ちつつ、変更のスコープを狭める。
- 今こそ検死プロセスを開始すべき。うまくいったことと、うまくいかなかったことから教訓を得て、あなたとチームの糧にする。
全然あいかわらずできてない…と落ち込んでいるわけですよ。どうやったら自律的にできるのだろう。自律的なチームを作りたい、と思っているけど、それが放任になってしまってうまくいかない、ということの多いことよ…。検死プロセスを開始すべき、というのが最後の方に書かれているけど、それがまったくだよね。「どうやって失敗したのか」を考えなきゃだめだよなあ。【→メモ:アート・オブ・プロジェクトマネジメント】
アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Scott Berkun,村上雅章
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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