日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

それは安酒に似ている

村上春樹が領土問題について9月28日に朝日新聞に寄稿したみたいです。領土問題を安酒の酔いにたとえています。そうだなあ、と。僕らは、注意深く人の話を聴かなくてはならないですよね。
以下、抜粋。最初の「それ」=領土問題、です。

それは安酒の酔いに似ている。安酒はほんの数杯で人を酔っ払わせ、頭に血を上らせる。人々の声は大きくなり、その行動は粗暴になる。論理は単純化され、自己反復的になる。しかし賑やかに騒いだあと、夜が明けてみれば、あとに残るのはいやな頭痛だけだ。そのような安酒を気前よく振る舞い、騒ぎを煽るタイプの政治家や論客に対して、我々は注意深くならなくてはならない。

もうひとつ、BLOGOSで掲載されていた
「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例もとっても響く記事でした。こうして少しずつ、悪い方向に行っちゃうことって、あるよなあ。
いろいろ、最悪のケースで想定して考えておくべきことは多いよなあ、と思う。でも、できない。津波てんでんこを子どもたちに伝えたことって、本当にすごいなあ、と思う。個人としても、教育に携わる人としても、まだまだやるべきことがある。目先のことに追いまくられてちゃだめね…。