ニュース探求ラジオdig「沖縄の基地問題」

TBSラジオ ニュース探求ラジオdigの「沖縄の基地問題」（10/23放送）をPodcastで聴いた。ゲストには佐藤優さん。めちゃくちゃおもしろかった。

• 「沖縄の基地問題は、構造的差別の問題だ。」
• 沖縄を見ていて、バルト3国がソ連から独立した頃のことをイメージするそうです。バルト3国が分離独立した後、ソ連がどうなったかを考えると、ズーンと来ます…。
• 沖縄の基地問題を考えれば、そこからは国家統合の問題になっていく。連邦制だって可能性としてはある、と。
• 沖縄には基地がないと生きられない、は嘘。尖閣諸島近海の資源を共同開発したり、排他的経済水域からの収入*1などを考えれば、十分やっていけるのではないか？
• 日本本土と沖縄は、「家族の甘え」での関係を変え、ちょっと遠い「親戚として」付き合う、ということをせざるを得ないのではないか。

この最後の、「家族の甘え」ではなく、「親戚として」付き合うというのはとても良い喩えだな、と思いました。家族だからお願いしちゃう、っていうふうになってんじゃないの、と。非常にいい考え方だなあ。
厚木基地があったために、上空を戦闘機がびゅんびゅん飛ぶ場所で小学校時代を送った僕としては、あれ以上に大変であろう沖縄の基地問題に、あまりにも今まで無関心すぎたな、と。気づかせてもらいました。勉強になった。

*1:日本の排他的経済水域の大部分は沖縄によるものらしい、そうだよね、元は海洋国家だものね。