日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『文化系トークラジオ Lifeのやり方』を読んだ

鈴木謙介『文化系トークラジオ Lifeのやり方』を読了。TBSラジオで月に1回、日曜日深夜に放送されている文化系トークラジオLifeの本(2冊め)。残念ながらリアルタイムで聴ける時は、仕事がめっちゃ忙しい時だけ(笑)徹夜仕事のお供に聴いているんだよね。そうでないときは、Podcastばかりです。
Lifeの生みの親であるプロデューサー、黒幕=長谷川氏の言葉も、Lifeはこの人がいなくては、なCharlieの言葉も、素晴らしい。

子供の頃、『ズッコケ三人組』シリーズが大好きだったんです。ハチベエ、ハカセ、モーちゃん――スーパースターはいないけれど、それぞれの特異なことで力を合わせれば何かできる。同じ理由で、映画『グーニーズ』も大好きでした。もともとLifeはスーパーマンのいない番組です。スタート当時は、出演者はみんな知る人ぞ知るという存在だったし、ラジオで話す経験もほとんどない初心者の集まりでした。でもリスナーも含めてそれぞれ何かできることがあって、それを寄せ集めて、楽しい場を作ろうということでやってきたわけです。(長谷川裕)

自分の身に非合理なことが起きたときに、まわりもその非合理に巻き込まれて、非合理に傷ついた人と一緒に非合理に傷つくしかない場面というものがある。でも、そうやって非合理に巻き込まれていった人たちのなかからしか、計算できる範囲での復興計画を立てお金を投入するのとは異なる「復興」は生まれないだろうと。(鈴木謙介

Lifeで知らなければ、今も読んでいなかっただろう本があり、知ることがなかっただろう人たちがたくさんいます。そういう意味では、文化系トークラジオLifeは多分ここ数年では、いちばん僕に影響力を持っている番組ですね。間違いない。
再録されていた「クリスマス資本論」はPodcastで本当に楽しく聞いたのを今でも思い出せるのだけど、2010年11月の回だったのか。どのあたりから聴き始めたのだろう…と遡ってみる。2009年から聴いているみたいだな。すごいなあ。
特にメールを投稿しているわけでもないんだけど、ほんと、部室とか大学の研究室での先輩たちやおもしろい友達の会話に参加させてもらって、ときどき「そうそう!」とTwitterしたり、というレベル。思えば、僕は学生の時も今も、リアルな世界でもそんな感じだわ。まだまだこれから、どんなふうにLifeが変わっていくのかも本当に楽しみだし、Lifeを聴き続けて自分がどう変わっていくのかもすごく楽しみです。

文化系トークラジオ Life のやり方

文化系トークラジオ Life のやり方