日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

塾の好みについて

仕事でいろんな学習塾におじゃまします。エントランスのロビーで出会った子どもたちの様子を見るだけのときもあるし、実際に授業をさせてもらって行儀よくしているところだけじゃなくて素の部分を出している部分も見せてもらうこともあります。
今日はある学習塾の教室見学で千葉へ。まあ、行儀が良くても悪くても、一生懸命考えている子どもたちの姿を見るのが好きで、成績の良い・悪いは正直どちらでもいいと思っているのですけれど…。今日、見学させてもらった授業では、「あたし、けっこう頭いいじゃん!」って言った子がいたんだけど、そう、学校の授業で成績が悪くたって、ストリート・スマートであればいいと思うのです。

というわけで、子どもの行儀はほとんど気にならないのだけど、子どもたちを迎える側=学習塾の運営側については、自分には好みがけっこうあるなあ、と思った。フランクに接する塾と、しっかり線を引く塾があるわけですけれども、僕は後者の方が好きです。子どもたちとの距離を縮めるために努力をするのはもちろん必要だけど、帰り際に先生が子どもたちに「おう、じゃーな」というのは好きでない。やっぱり「さようなら」ときちんと言う方が気持ちいい。生徒を「お前」呼ばわりするのも好きじゃない。
別に、敬語を使ってほしいというわけではないのです。敬語を使っていても、薄っぺらい関係はたくさん見てきているし(苦笑)敬語を使わなくたって、先生に敬意を払っているかなんて、話をしていたらわかるじゃない?だから、正直、ほとんど気にしない(あまりに酷い言葉遣い以外は)。
相手がどんなに砕けた(ときにふざけた)言葉遣いをしてきても、こちらがきちんと対応をしていると、だんだんと変わっていくものだと思っています。そういう姿勢って、感染っていくものだと思っているので。

やっぱり、先生と子どもたちは、友達であってはいけないと思うんだよね。一度、「友達になる」っていう技を使っちゃうと、そこから先生のポジションに戻れなくなるような気がする。どんなに仲良く友達みたいでも、先生と教え子の関係をしっかり作れる先生に、自分の子どもは教えてほしいな、と思う。自分も、教壇に立つときには、そういう人でありたいな、と思ってます。
ここ数ヶ月、10人~20人の子どもたちに毎週教える機会があって、4月からもそれが継続することが決まりました。ありがたいことに、規模としては拡大します。自分は、そういう自分の理想とする形に近づいていけているのか、考えながら仕事をしたいな、と思います。

そして、それは子育てでも同じことが言えるなあ、と思うのです。