日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

奴雁の視点で

三田会に行ってきた

夜、某業界の三田会にお呼ばれして行ってきました。大先輩たちが多くて恐縮至極、という感じだったのですが、こういうつながりがあるのも三田会ならでは、と思ってよかったなあ、と。逆に、現役学生たちと話す機会もあって、それもよかった。すぐに仕事につながるかどうか、と言われると、そこは微妙だけど、人との繋がりは後々、意味を持つものかな、と。

奴雁の視点で

会場でもらった「塾 SPRING 2013 NO.278」に、清家塾長の「奴雁(どがん)の視点で」という文章があったのだけど、とてもよかったのでメモ書き。

奴雁(どがん)の視点で  塾長 清家篤


教育は目先ではなく、長期的な効用を重視しなければなりません。ここで想起されるのが福澤研究の大家で、慶應連合三田会会長でもあった服部禮次郎氏が好きだと言っておられた、福澤先生の「学者は国の奴雁なり」という言葉です。
奴雁とは、雁の群れが一心に餌を啄んでいるときに、一羽首を高く揚げて難に備える番をするものを言うそうです。学者もまた、遠くを見すえ、現状を冷静に分析し、将来のために何が最も良いことかを考える者でなければならないということを、言っておられるわけです。慶應義塾はこれからもこの奴雁の視点で、塾生の将来にとって何が良いかということを常に考える学塾でありたいと考えています。

社会にとって、奴雁になるような人材を…というのも思うけれども、もっと身近な所で、会社というチームの中で、奴雁の役割をできるような人になりたいな、と思いますね。