『関大初等部式 思考力育成法』を読んだ
関西大学初等部『関大初等部式 思考力育成法』を読了。関西大学の初等部で行なわれている、「考える達人」になることを目指す教育について紹介している本。概念的なものではなくて、きちんと「どういうことを考えられればいいのか」という学習目標を設定していることがいいし、Xチャートとかピラミッドストラクチャーとか、さまざまなシンキングツールを実際に手を動かして書いてもらう、というのを授業の中に入れているのも素晴らしいと思います。こうしたスキルの上に、科目学習で学ぶ知識が乗ってくることで、知識を使いこなす知恵が身につくのかな、と思います。逆に、「なんで?」と考えるようになって、より知識を欲しがる、というふうにもなるだろうなあ。
こうしたノウハウを、書籍の形にして世に出して、それをシェアしていこう、というのも素晴らしいですよね。学校の中だけで抱え込むのでなく、オープンにして、さらに最先端のものを開発し続けているのかなあ、と思います。
関大初等部。要チェックや。
- 作者: 関西大学初等部
- 出版社/メーカー: さくら社
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 5回
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