『近代日本の官僚』を読んだ
清水唯一朗『近代日本の官僚 維新官僚から学歴エリートへ』を読了。官僚の腐敗とかがメインテーマなわけではなく、明治政府がいかに官僚機構を作ってきたのかをたどっていくもの。維新官僚としてバリバリ働き、そのまま政治家となった大隈重信や伊藤博文とかもそうだし、実は池田勇人だって宮沢喜一だって、同じように官僚から政治家になったんだものね。官僚機構を作り、それを動かす人を育てるために大学制度を作り、とグランドデザインをして、試行錯誤を繰り返してたんだなあ、と。
しかし、それも永遠にうまくいくわけではなく…健全に機能する機構を作ることの難しいことよ。
近代日本の官僚 - 維新官僚から学歴エリートへ (中公新書)
- 作者: 清水唯一朗
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 新書
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