日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

短編小説を読んでみた

 ジェームズ・サーバー『空中ブランコに乗る中年男』を読了。誰かに薦められたんだよな、この本。だけど、どうも短編小説は苦手かもしれないなあ…、という思いをまた再確認。結局、いろんな積み重なりが綺麗に最後に回収されていく物語が好きで、そうすると短編小説には分が悪いんだな…と思う

空中ブランコに乗る中年男 (講談社文庫)

空中ブランコに乗る中年男 (講談社文庫)

 短編小説といえば、志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』もこないだ読み終わったのだけど、こちらの方がまだ感情移入して読めたかな。志賀直哉の描く家族の形って、ちょっと何だか不思議ね。でも、嫌いじゃない。文学史でしか知らなかった名前の文豪の作品をようやく読めたな…。
 もともとは奈良で志賀直哉旧宅に行ったのがきっかけ。

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)