日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

1日に学校2校、図書館でリサーチ。現場とインプットを行き来。

 朝からクライアント小学校の卒業研究発表会を見学に。1年間で、2回プレゼン講評をさせてもらいました。1回はプレゼンの基礎練習、もう1回は中間発表。どちらの回も、小学生だと思わず、対等な相手として、「何が言いたいの?」「いちばん相手の心に残ってもらいたいメッセージは?」「どうしてそう言い切れるの?」と質問をし続け、「これ、言わない方が伝わるんじゃないの?」「話の筋が分かれちゃってない?」とせっかく調べたことを削ったほうがいいと言い、怖い質疑応答をくり返しました。
 でも、なかなか度胸の据わった6年生で、「声が大きくてよかった」とか「アニメーションがわかりやすかった」みたいなコメントだけでなく、内容にまで踏み込んで考えようとする子が多かったなと思います。
 発表も見事やり切った感じで、ちょっとだけの教え子でしたが、僕としても満足でした。みんな、よくがんばりました。

 その後、墨田区へ移動して区立小学校の教頭先生にご挨拶。数年ぶりにお会いしたのですが、いろいろと興味深いお話を伺うことができました。びっくりしたのは、保護者の方も「学力がない」ということについて危機感があまりない、ということ。
 中学生でもある一定の子たちは、太陽の上がる方向がわからないのだそうな…。そして、勉強習慣もゼロ。これだと、そもそも中学校としての体をなさないんじゃなかろうか…。

 夕方、調べ物をしに国会図書館へ。「月刊人材教育」の最新号を読み込み。年間購読で41,520円!大企業の人事部が定期購読しているのかなあ。内容はおもしろかった。仕事が忙しくもあるけれど、アウトプットだけでなくインプットもしなければな。

  • IDの「ADDIEモデル」=人材開発向けに応用した技法
    • 「Analyze(分析)」
    • 「Design(設計)」
    • 「Develop(開発)」
    • 「Implement(実施)」
    • 「Evaluate(評価)」
  • ワークショップはハシゴのメタファー。非日常、違う目線を与えること。そこから何をするかは参加者に任せてある。
  • 大事なのはプログラムデザイン。
  • スーパーファシリテータである必要はない。

 あとは、いくつか読みたい本も。MITのエドガー・シャイン博士が言っている「謙虚な問いかけ」っていうの、ちょっと調べてみたいな。軽くググってみたけど意外と出てこないな。どういう文脈だったんだっけな。あと八木洋介『戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ』も読みたいな。人事の世界は奥深いな。

戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ (光文社新書)

戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ (光文社新書)