日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

夏休みDya3@善光寺 お朝事へ

 宿で5時に起きて、朝5時半の善光寺のお朝事(「おあさじ」と読みます)に行く。高台からどんどん降りていきます。本堂前に着いたらギリギリの時間。

【信州善光寺】 善光寺の行事

 日の出とともに本堂で始まる「お朝事(あさじ)」は、善光寺全山の僧侶が出仕して勤める厳かな法要で、365日欠かさず行われています。
 かつては「お籠り朝詣で」といわれ、全国からの参詣者が本堂で一夜を明かし、翌朝のお朝事にそのまま参列することが一般的でした。文化財保護の関係上、明治末期に本堂での寝泊まりが禁止されてからは、宿坊が参詣者の宿泊手配と案内を担っています。
善光寺無宗派の寺院ですが、天台宗と浄土宗の山内寺院によって護持されていますので、お朝事もそれぞれの宗派の法要が1回ずつ勤められます。時間はおよそ1時間です。
 お朝事の開始時間は、日の出に合わせて分単位で変わります(表参照)。内陣券をお求めいただきますと、間近でご参列いただけます。
 お朝事の前後には、法要の導師を務める善光寺住職(男性のお貫主さま、女性のお上人さま)が本堂を往復する際、参道にひざまずく信徒の頭を数珠で撫でて功徳をお授けになる「お数珠頂戴」の儀式があります。また、お朝事では、参詣者から寄せられたご祈願やご供養のご回向(えこう)も行っています。

 法要は最後までいませんでしたが、御数珠頂戴しました。お寺で、しかも参道で、ひざまずくなんてことを想像したことがなかったので、なかなかいい体験でした。宗教的に何かを信じたことは正直ないのですが、自分よりも大きな存在を感じるっていうようなことはありだな、と思います。

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