グリーンズ『ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイデア集』を読んだ
グリーンズ『ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイデア集』を読了。
- 作者: グリーンズ
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2012/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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The Fun Theoryが本当におもしろいと思う。こういうデザイン、COOLだよなあ。こういう仕事をしたいと思います、ほんと。
「The Fun Theory」とは、環境に対する人々の意識や行動を変えるアイデアを募集しているキャンペーンです。人間の行動を変えるには、「楽しい!」と思わせることが大事だというコンセプトに基づいています。(p.57)
まったくそのとおりだ!そのなかの一例としての、Speed Camera Lottery。
「Speed Camera Lottery」という安全運転宝くじ制度。スウェーデンの国立道路安全協会に正式に採用され、実際にストックホルムで試験的に導入され、24000台の車を対象にしたうち3日間でなんと22%も平均速度が下がった。(p.57)
それから、グリーンズ立ち上げのときに考えていたこと、というのが、非常に参考になった。ごくごく小規模ではあるけれど、ちょっとしたメディアになればいいな、と育てているサイトがあって、それのために参考になるな、と。(p.149-150)
グリーンズのやりたいこと:
- ネガティブなニュースではなく、解決策を提示してくれるような、ポジティブなアイデアを紹介すること。記事を読んだあと、もう一歩踏み込んだアクションにつながるような機会を提供したいので、きじのさいごに「ネクスト・アクション」というスペースを作り、「次にこれをやってみない?」と提案することにした。前向きな記事を読んだ後の高揚感こそ、グリーンズが提供できる最高の価値。
- 素敵な未来をつくろうとしている、あらゆる世代の人たちを応援すること。メディアとして、大切なことを本当に大切にしながら挑戦しているパイオニアたちのことを、一番の理解者となり、熱い志を代弁する。