『【新装版】パラダイムの魔力 成功を約束する創造的未来の発見法』を読んだ
ジョエル・バーカー『【新装版】パラダイムの魔力 成功を約束する創造的未来の発見法』を読了。
- 作者: ジョエルバーカー,内田和成(序文),仁平和夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本
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大学で初めて「パラダイムシフト」っていうのを教えてもらった時は、「おお!」と思ったものでした。あれはたぶん、講談社の現代思想の冒険者達シリーズで、クーンの巻を読んだ時だったかな。で、今は仕事で、PC→スマホだったりとか、受験制度が変わったりとか、いろいろとパラダイムが変わる時期なのかなあ、と思ったりもします。
- 作者: 野家啓一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/01
- メディア: 単行本
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パラダイムについていろいろな実例を交えながら説明してくれます。
わたしはこれまで、パラダイムについて次のようなことを指摘して来た。(p.244-245)
- わたしたちの世界の見方は、パラダイムから大きな影響を受けている。
- 現在のパラダイムに習熟しているために、パラダイムを変えることに抵抗する。
- 通常、新しいパラダイムをつくるのは、アウトサイダーである。
- 人よりも早く、新しいパラダイムに移るには、確実なデータがそろうまで待たずに、信念にもとづいて行動しなければならない。初期段階で、確実なデータが十分にそろうことは絶対にないからだ。
- 新しいパラダイムに移った人は、新しいルールを取り入れるので、世界の見方が変わり、新しいアプローチで問題を解決できるようになる。
- パラダイムが変わると、だれもが振り出しに戻る。したがって、古いパラダイムで俄然有利に立っていた人が、その力の大半、あるいはすべてを失う。
それから、パラダイムの特徴を7つ。これって、イノベーションとかを起こせるメンタリティとかにも関係するかな、と思いました。
パラダイムの重要な特徴 7つ(p.182-192)
パラダイムが変わるところがわからなければ、そのまま古い時代の方に押し込められて、新しい方に行けないな、と。そんなことを思いつつも、じゃあ会社とか組織の中では、どんなことを考えればいいのかな、というのも書いてありました。
管理者とパラダイム(p.195-)
パラダイムについて意識的でありたいな、と思います。