栃木市をぶらぶら散歩
栃木市へ到着。蔵の街なのですね。まずは塚田歴史伝説館へ。もともとは材木商。木材を筏に組んで巴波川(うずまがわ)から利根川を経由し、行きは一昼夜、帰りは三日三晩をかけて江戸深川の木場まで運んでいた、とからくり人形のおじちゃんが劇の中で説明してくれました。お堀が綺麗です。寒かったので、船には乗りませんでしたが…。
ぶらぶら歩くのが楽しい街だなあ。
堀のそばにあった横山郷土館。クローズされていましたが。横山家は明治の豪商。店舗の右半分で麻問屋、左半分が銀行を営んでいたのだそうです。
岡田記念館にも行ってみました。
岡田嘉右衛門をもって26代を数える栃木市屈指の旧家です。古くは武士でしたが、帰農して江戸時代慶長の頃、士豪として栃木に移住し、荒地を開墾し、地域発展のために尽くしました。以後代々の当主は嘉右衛門を襲名し、「嘉右衛門町」という地名の起こりともなりました。
油谷傳兵衛で味噌田楽の盛り合わせ。おいしい。創業天明元年…。名門…。お味噌美味しかったなあ。
観光でどんなところ行けばいいのかなど、スタンプラリー形式になっていて、長男S氏も楽しんであちこち回っていました。
栃木市のゆるキャラ、とち介がかわいく、すっかりファンになった我が家。帰りにとち介のストラップを買った。翌朝には、家でとち介に「ここが横浜だ」と紹介している長男S氏を見て、こうやって栃木市のファンになっていく子もいるのだなあ、と思った。 matome.naver.jp
栃木市はかつては城下町でもあったけれど、江戸時代からは商業都市になっていったのだね。しかし、栃木市、ちょっとさみしくなりつつある街なのかな、と思った。観光地としてちゃんと機能している施設は少ないと思ったし、これからどうやっていくんかな…と心配にもなる。
とち介だけでなんとかなるわけじゃないだろうけれど、歴史のある街がダメになっていくのは寂しいので、なんとかならないかなあ、と思う。