志願者数日本一の近大が2012年12月に立てた目標がすごい。
山下柚実『なぜ関西のローカル大学「近大」が志願者数日本一になったのか』を読了。最近、近大すごいし。近畿大学水産研究所、前に行こうよ!って話になったときに、スケジュール合わずに行けず…。そのときに、「へー、近大、すごいんだなあ…」くらいに思っていたのから、あれよあれよと志願者数日本一。うーん、すごい。tabelog.com
水産研究所も、最近始めたことではなくて、ずっと前から仕込んであったことなのですね。そりゃあそうか。そういう裏側を知れたのがよかったな、と思いました。
ちなみに、2012年12月に、世耕弘成四代目理事長が大学を去るときに残した言葉が紹介されています(p.237)。これ、とてもいいなあ。
一、10年以内に「関関同立」に追いつき、追い越す
二、偏差値や大学のランクで測れない、次元の違う独自性を持った大学になる
三、世の中の役に立つ大学になる
この3つの目標を職員がしっかり共有していて、これを常に評価の軸にしているのだろうなあ。2つ目と3つ目の目標については、どうやって評価するのかというのを考えて、きっともっとブレイクダウンされているのだろうな、と想像。大学は仕事の主戦場ではないものの、大学(や大学受験)によって、高校→中学→小学校…とだんだん下に下りてくるので、変化の方向性は学んでおかなければいけないなあ、と思います。
なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか
- 作者: 山下柚実
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ああ、あせってきた。がんばらねば。