日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

白井聡『永続敗戦論』を読んだ

 白井聡『永続敗戦論』を読了。ものすごくおもしろかった。日本は第二次世界大戦の負け方がよくなかった、ということなのだなあ。国内でしっかり反対をしていた人たちもおらず、完全に外主導で敗戦したこと。なるほど、と思うこと多い。っていうか、こんなこと考えたことなかった…。それがダメ、ということだよな。ドイツやイタリアとの終戦の迎え方の違い、その後の国内での戦争時の政権への反省の仕方の違い。じゃあ、極東軍事裁判がなくて、自分たちで裁けたか?と言われると、それもどうかな、と正直思うし。難しいな。歴史なんてそんな簡単なものじゃない、けど、「もし~~だったらどうだったろうか?」はどんどん考えるべきだと思っている。そう考えるためのきっかけとして、本当に良い本だと思った。

 あ、漫画版も出ています。漫画版にすることで、伝わる層もあると思うので、こういうのとてもいいと思います。

マンガでわかる永続敗戦論

マンガでわかる永続敗戦論


 戦後70年で書店でもいろいろな企画を展開している。読んだ本も読んでいない本もあるけれど、「お!これは!」と思う本がたくさんあっていい。
 数年前に読んだ、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』もよかった記憶あり。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

tamekko.hatenablog.jp
tamekko.hatenablog.jp


 その他にも、こんな本を読んでみたいな、と思ってメモしています。ちょっとバタバタ忙しくて、全部はとても読めないのだけど…。いつか。

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

日本戦後史論

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偽りの戦後日本

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日本劣化論 (ちくま新書)

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脱永続敗戦論 民主主義を知らない国の未来

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