日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

Nスペ 新・映像の世紀「時代は独裁者を求めた」は、NHKすごい!と思わせるものだった

 日曜日の夜。もう年末だなあ…。この日の夜のテレビは激戦区。クラブW杯も、下町ロケットも、THE MANZAIも、見たかったけれど、NHKスペシャルをリアルタイム視聴。新・映像の世紀「時代は独裁者を求めた」。語りは山田孝之なのか。「新」になってからは初めて見るな、そういえば。映像の世紀ナチスが議会を通した全権委任法って改めて、すごいな。そして、ヒトラーの演説は鬼気迫るものがある。一党以外が賛成して可決。考えさせられる…
 リンドバーグヒトラーに理解を示していたのね。そして、アメリカ企業も協力していたのか。知らないことばかりだ。こういうことも知らなくちゃ、ダメだよなあ。Twitter見ながら見てるとおもしろい。本当に、こういう骨太な、考えさせられる番組をNHKが作ってくれるのって、とても大事だと思う。









 収容所が解放されたときに、ドイツ国民を収容所の中を見させた、というのがすごいな。ホロコーストの事実を、ドイツ国民にも見せた。後日、「知らなかった」「そんなことはなかった」と言われないように。日本との決定的な違いはここかもしれないな。戦後、国の指導者を自分たちで取り替えたドイツと、それをGHQにまかせてしまった日本とで、戦後の始まり方が全然違うのだ、というのを誰かが書いていた気がするけど、このホロコーストの事実を収容所を見せることでドイツ国民に知らせようとしたのは、連合国側だったのかな、と思ったり。
 いずれにせよ、最後にずどんと来るメッセージ「知らなかったんだ」「あなたたちは知っていた」で終わるの、すごいな。来るな、ほんと。


 いい番組だった。本当に、いろいろと考えて、道を選んでいかなければならないのだと思います。