村上龍『オールド・テロリスト』がおもしろかった!
村上龍『オールド・テロリスト』を読了。ものすごくおもしろかった。分厚くて、読み応えもあるのだけど、最初に思っているのと全然違う方向にストーリーも行くし、読み手としての視点もどんどんずれていく感じがいい。最初は単純に、テロリストたちとの対決ものだと思っていたのだけど、どんどんテロリスト側の方に惹きつけられていく。自分の視点が「あれ?」って感じに変わっていくのがいい。
しかし、テロリズムって本当に怖いな。あとは、もっと大きな意思決定とかが本当に怖い。なんか、いろいろと考えさせられます。村上龍のこういう作品が好きだ。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (8件) を見る
この作品、『希望の国のエクソダス』の続編になっています。ああ、懐かしい。全国の不登校児がつながって、独立国を作るような、そんな話だったと記憶しています。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 229回
- この商品を含むブログ (189件) を見る
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
tamekko.hatenablog.jp
tamekko.hatenablog.jp