日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

教育産業白書、おもしろい

仕事の提案書の中に入れるデータを調べるために、三田キャンパスのメディアセンターへ行って『教育産業白書』にあたる。いやー、おもしろかった。

  • 通信教育市場は、幼児向けが268億円(前年比0.4%増)。そのうち90%がベネッセ、しまじろう。さすがっ(笑)
  • 通信教育市場の学生向けが1628億円(前年比2.8%減)。そのうち進研ゼミで78.1%、学研が10%、Z会9.4%。ベネッセ〜。すげー。
  • 学力中位以下の層は、学校や学習塾が指定するもの以外、参考書・問題集を自分で買う、という行動をますますとらなくなってきている。
  • 民間カルチャーセンター市場 496億円(前年比1.2%減)、幼児英才教育市場 613億円(前年比0.7%増)。でかいな、幼児英才教育市場。でも、お受験で伸びているわけではなくて、内訳としては知育主体型教育82.2%、幼児受験教育17.8%なんだそうだ。七田とかでもシェアは3%ちょい。小さいところがめっちゃ多いのだな。

こういうデータが好きなだけ読めるのはいいよ。おもしろい。
ただ、すっごい内容はおもしろいけど、定価12万6000円は買えないっすよ…。そういう意味で、こういう大学の図書館に置かれているのはうれしいよね。零細ベンチャー企業にとって、大学の図書館が地域にあるのは大きいな、と思った*1。大学時代、亮さんのバイトの手伝いでアメリカの法律事務所のリサーチを手伝ったことがありますけど、そのときも古い経済雑誌とかからバッリバリ調べてコピーとりまくったっけなー。ああいうことするには、雑誌のバックナンバーもすべて揃えている大学の図書館、やっぱりすばらしいね。
大学の図書館の本の多さと、静かさが好きです。生まれ変わったら、大学図書館の司書になりたいな、と思いますわ。

*1:ちなみにこの白書、横浜市立図書館には置いてませんでした