高校の文化を考える
先々週くらいから、週刊誌などで、東大合格者数の高校別ランキングが発表されている。週刊誌の見出し的にはトップは開成。以下、筑波大附属駒場、灘、麻布、桜蔭、栄光学園、聖光学院…と続く。栄光と聖光ってすごいのね…。
さて、上位校の中でもひときわすごいのは筑駒。卒業生と現役東大合格者数の比率がすごいわ。卒業生165名、うち現役東大合格が70名ちょい。4割超えだよ…すげー。クラスの中で、かなりの人数が東大に進む、というその雰囲気が大事なのだよね*1。
そんななか、「大学生超奮闘記:東大理1に1年で受かった勉強法」のエントリーを読む。
例えば僕の周りには『英語が母国語』だとか『むしろ数学が母国語』だとか『一回見たら普通忘れないでしょ?』だとか『化学オリンピック世界大会行きました』だとかそういう特殊能力を持っている人たちがいて、
わかる、この感じ。そして、こういう生徒がいることこそが、学校の文化であり価値なのだよな、と感じるのですね。
公立校で言うと、やっぱりすごいぞ県立浦和高校。かしこいなー。我が母校は…と言うと、まあ最近ではそう状況は変わっていませんな。「県立名門の凋落」の流れの中にいるみたい。その他、週刊朝日の記事によれば、愛知県公立校の強さが取り上げられていました。時習館高校、岡崎高校、一宮高校、刈谷高校などが挙げられています。理由としては、「地域住民の公立に対する信頼がある。学校が最後まで生徒の面倒を見る、という意識も強い」とのこと。地域住民の公立に対する信頼…僕の出た高校にはあったのか、そんなものは?(笑)中にいたから分からなかったけど、外から見るとあったのかもね。そして、この「中にいたから分からない」ということこそが、学校が誇るべきであり大事にすべきである文化、ということなのだと思う。そういう誇るべき文化のある学校に、長男S氏には行ってもらいたいな、と思うな。「こいつ、すげーな」でも「こんなやつでも、すげーな(笑)」*2でも、どっちでもいいけど、そういう友達と早めに出会っておいてほしいから。