日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

カリキュラム案に役立ちそうな本がたくさんある

業界誌のチェックのついでに、新しいカリキュラム案に役立ちそうな図書も借り出して、ざっとチェック。
岩谷誠治『国語 算数 理科 しごと ―子どもと話そう「働くことの意味と価値」』を読了。ずっと前から読みたかったのだよね〜。「しごと」っていうか、お店をやることをわかりやすく勉強していく、っていう感じかな。こういう手法をもうちょっと教科書とかに使ってほしいわ。

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」


オードリー・オスラー+ヒュー・スターキー『シティズンシップと教育 ― 変容する世界と市民性』を読了。シティズンシップ教育についてじっくり勉強しようと思っているのです。イギリスでやっているシティズンシップ教育の失敗点とかね。日本で「シティズンシップ」というのはピンと来ないけど、「公共性の視点をもって、政治のことを考える能力を持ってもらう」というような観点でカリキュラム化できないだろうか、と思っているのです。
クリック報告書から出ている、シティズンシップの限定された定義を参考に:

  • 社会的あるいは道義的責任:教室の内外において、または目上の者やお互いに対して自信を持ち、社会的そして道徳的責任のある行動をまさに最初から学んでいる子どもたち。
  • コミュニテイとの関わり:隣人やコミュニティでの生活や関心にどのようにして助け合いつつ関わっていけるようになるかを学習する子どもたち。
  • 政治リテラシー:民主主義の制度、課題、問題、そして意識について、そして市民が地元にて、地域にて、そして全国的に集団生活を効果的なるものにするにはどうすればよいかを知識だけでなくスキルや価値を通じ学習する子どもたち。これは単に政治的知識を網羅するだけではない。 

特に3つめの「政治リテラシー」については、深めて考えていくぞ、と。

シティズンシップと教育―変容する世界と市民性

シティズンシップと教育―変容する世界と市民性