日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

がっつりと国会図書館でリサーチ

朝から、国会図書館でリサーチ。当日だけの利用登録をやめて、新たに利用者登録をしたので、めちゃめちゃ楽になりました。閲覧室でPCを使うこともできるし。2つのプロジェクトの参考資料をリサーチするために行く。こういうの、けっこう好き。ああでもない、こうでもない、と先人たちの研究や実績を読み返していく仕事。
まず、ダニエル・W・ミドゥラ『チャレンジ運動による仲間づくり 楽しくできる「体ほぐしの運動」』を読了。おもしろい。チームで何かを行うための具体的なアイデアがたくさん。チームビルディングではお馴染みのものが多いかな。子どもたちとやってみたい!と思うわ。

チャレンジ運動による仲間づくり―楽しくできる「体ほぐしの運動」

チャレンジ運動による仲間づくり―楽しくできる「体ほぐしの運動」


次に、J.ウィニック『子どもの発達と運動教育 ムーブメント活動による発達促進と障害児の体育』を読了。運動の発達を助ける教育について調べようと思って読んだ。「ムーブメント活動」、うーん、初めて聞く言葉ですよ…。非常におもしろいな。確かに、子どもの最初の学習や発達の多くは、動く学習を含んでいるものね。発達の5領域=身体、運動、知覚、学習能力(教科)、認知という分け方も、最終的には書いているリサーチの報告書には盛り込めなかったけれど、こういう分類の仕方があるのか、と非常に参考になりました。【→メモ:子どもの発達と運動教育 ムーブメント活動による発達促進と障害児の体育
子どもの発達と運動教育―ムーブメント活動による発達促進と障害児の体育

子どもの発達と運動教育―ムーブメント活動による発達促進と障害児の体育


最後に、バーナード・クリック『シティズンシップ教育論 政治哲学と市民』を読了。政治のワークショップを現在企画中。イギリスでは、シティズンシップ教育をやってきているので、その成功と失敗をしっかりまとめておきたかったので、ざっとレビュー。政治、選挙って、本当に大事だと思うのですよね。選挙制度を知ることには意味なんてなくて、選挙の時にどんなことを考えて投票しなきゃいけないのか、をしっかりスキルとして「おもしろく」伝えたいと思うのです。ただ投票率を上げるだけでは足りない。何も考えない人が投票にたくさん行くようになるのではなくて、しっかり考えられるようになった人が投票にたくさん行くようになってほしいのです。

最近、リチャード・ホガートは、怒りというより悲嘆を込めて、若者をシティズンシップ教育と批判的思考によって現代世界に立ち向かえるよう教育しないのは、彼らを「サメがうようよしている海へ準備なしで」放り込むようなものだと書いているが、私はこの表現が気に入っている(Hoggart, 1999)(p.10)

↑これは、本当にいい表現だと思うね。【→メモ:シティズンシップ教育論 政治哲学と市民

シティズンシップ教育論: 政治哲学と市民 (サピエンティア)

シティズンシップ教育論: 政治哲学と市民 (サピエンティア)


午後はオフィスで決算資料のまとめ作業。