日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

大儀見の変わり方がカッコ良かったなあ

ちょっと前の話だけど、ロンドンオリンピックでのなでしこジャパンの銀メダルはよかったねえ。大儀見の女子W杯のときからの変わり様*1がすごいわ。強い意志は見えるけど、全体を考えているという感じがあまりせず、スタンドプレーっぽいのが多かったかな、と。それに比べて、今回の大会ではチームの中に溶け込んでた様子。もちろん、点をとれている=結果を出せているというのもあるだろうけど、それだけじゃなくて、本人もチームに順応してきた、とうことみたい。
8月5日の日経新聞で、岸名章友さんのコラムのタイトルが、「和して同ぜず」というもので、納得。

昨夏のワールドカップ(W杯)イングランド戦。「あのときは、私が球を追わなかったから」。FWは守備よりもまず攻撃に注力すべしという思想を貫いた結果、FWとDF陣の足並みはそろわず、チームが機能不全に陥り、敗戦。やがて先発からはじき出された。
あれから1年。前線で誰よりもボールを献身的に追う大儀見がいる。攻撃の組み立てのために下がって球を引き出し、味方を生かすために自分をささげている。そして何よりも得点でチームを救っている。

そうそう、まさにそんな感じがします。

日本を外から見つめる視座を手放しはしないが、今は同時にチームに溶け込もうとしている。(略)自身の行動には必ず理由がある。和して同ぜず、どこまでも正論の人だ。

かっこいいなあ。

*1:まあ、当時は永里だったけどね…