社会を変えるには/社会が変わるとき
たまたま、社会が変わる、というテーマに関連した本を2冊、相次いで読み終わりました。
小熊英二『社会を変えるには』を読了。なんと分厚い講談社現代新書(笑)でもまあ、小熊先生の本が分厚いのは慣れているぜ。社会を変えるってことはどういうことなのか、ということを歴史を追って見ていく。この本を教科書にするな、と書いてあります。
- 作者: 小熊英二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: 新書
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ティム・ウー『マスタースイッチ 「正しい独裁者」を模索するアメリカ』を読了。ラジオ、映画、テレビなどは、もうれっきとした正統派メディアで、それに対してインターネットが新メディアで自由、みたいな見方があるわけですが、ラジオだって映画だってテレビだって、もともとこんなふうな業界じゃなくて、ものすごく自由だった時期があり、それがどうやって今のようになったのか、というのを追いかけていく本。とても刺激的。おもしろかった。
ネットに対する規制など、「今、ちゃんと反対の声をあげておかなければ!」という論調を、けっこう醒めて今まで聞いていたのだけど、たしかにそうかもしれない、と思いました。だんだん、縛られて、気づいたら絡め取られて動けない、となっていては遅いのですよね、当然ですが。
- 作者: ティム・ウー,坂村健,斎藤栄一郎
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2012/08/25
- メディア: 単行本
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