『平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和』を読んだ
松元 雅和『平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和』を読了。大学の頃から、「平和学」とか「平和主義」とかを考えて、それに関わる仕事をしたいと思っているので、タイトルからして「これは読まなきゃダメでしょ」的な読書(笑)「愛する人が襲われても無抵抗なのか」「正しい戦争もあるはずだ」など多くの批判を丁寧に考えていく。
サンデル先生の白熱教室でも思考実験にも触れられています。「例えどのような結果になろうと暴力の行使を否定する。」トルストイの宗教的絶対平和主義と、第一次大戦には反対したがナチスとの戦いは支持したラッセルの平和優先主義を紹介してくれています。
自分がずいぶん絶対平和主義から、現実的な平和優先主義の方に流れてきたなあ、と振り返ってしまった。でも、こっちのほうが正しい道だと思っているなあ。やっぱり、実現していくこと、理想に向かって近づいていくことが大事だと思うので。
平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和 (中公新書)
- 作者: 松元雅和
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: 新書
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