日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

背教者ユリアヌス

 塩野七生ローマ人の物語 14 キリストの勝利』を読了。いよいよキリスト教が国教化。コンスタンティウス帝、「背教者」ユリアヌス帝、そしてテオドシウス帝。もう、世界史でやったはずだけど、まったく覚えていない…。世界史、たいして好きじゃなかったんだよなあ。
 最初、軍団に全然馴染めなかったユリアヌスが、帝位について軍団を統制し始めて…というところがものすごく変わっていくのがよかった。 そして最終的には、キリスト教がどう国家を変えていくのかを理解し、それに抗して、結果、勝利者になったキリスト教会から「背教者」という二つ名をもらうところまで、おもしろかったわ。
 さて、残すはあと1巻。すでに東西にローマ帝国は分かれましたが…。どうこの長い物語が終わるのか、楽しみ。

ローマ人の物語 (14) キリストの勝利

ローマ人の物語 (14) キリストの勝利