知的刺激を受けまくりの夜:「転移」って何だろう?
夜、東大で公開研究会。今日はがっつり、「転移」についての話を聴けてうれしかった。「転移」は医療の話でなく、教育の話。
どこかが学んだ知識を他の分野でも使えるようになること。で、他の所でも使えそうだぞ、といかに思うのか、思わせるためにはどういう伝え方をしなきゃいけないのか、というのが、僕自身の問題意識でした。
転移と類推の話、さらに、大事なのは「想起のしやすさ」というあたり、ものすごくおもしろかったです。
で、「転移」について勉強するために、あたってみようと思ったことは、ジャスパー・プロジェクトと呼ばれるもの。
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ちょっと手始めに、このへんからあたってみます。いや、しかし、転移の話、深かった。まだまだ、勉強だな。あとは、状況論のほうね。「状況に埋め込まれた学習」とか、読もうと思います。状況論は好きだけど、あればかりになっちゃうと、学校ってなんだろ、ということにならない?
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で、お疲れ様会。なんの流れかさっぱり覚えていないけど、国語の教科書の話に。みんないろいろ覚えているものですね。僕、「手袋を買いに」と「ごんぎつね」が混ざってました…。ダメ過ぎる(笑)いやー、国語の教科書の話で、こんなに盛り上がるなんて…。大満足で、知的刺激受けまくりの夜でした。こういうのがなきゃダメだ、僕は。
最後にまとめておくと、僕は「転移とは○○だ」というような綺麗な定義がほしいわけじゃなくて、現場の先生が「お、こういうふうに言えばいいのか!」っていう、言葉はあまりよくないかもだけど、アンチョコ作りたいんです。そしたら、「転移」なんて知らない先生でも、教室の中でだけでなく、社会に出てからも使えるような知識を子どもたちに生徒たちに伝えられるようになるんじゃないか、と思っているので。
まだまだ、自分自身が探求しなきゃだめだ。