日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

アゴタ・クリストフ『悪童日記』、おもしろかった!

 アゴタ・クリストフ悪童日記を読了。おもしろかった。なんか、不思議な作品だ…。明言されていないけど、第二次世界大戦終了間際のハンガリーが舞台。いろいろなことを考えさせられるなあ。
 そもそも双子(と老婆)が主人公なのだけど、こいつらすごいよ…。断片的にエピソードが積み重ねられていく。授業で使ってみたいな、とちょっと思ったけど、高校生、しかもけっこう落ち着いている子たちでないと、なんかモラル的にどうかと思うパートで無駄に盛り上がりそう…。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

 映画化もされたものだけど、これはビジュアルだとかなり強烈なんじゃないかなあ。見てみようかな。

映画『悪童日記』予告編 - YouTube

 あ、検索かけたら、映画の解説もあった。ネタバレあるかもなので、映画を見てから見ようかな…。

【映画サロン】「悪童日記」 美しい双子の残酷物語。あらすじ紹介by浜村淳 - YouTube

 ちなみに、『ふたりの証拠』と『第三の嘘』という続編があります。これはこれで読んでみたいな。

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)