赤木かん子さんの「調べ学習」への提案
赤木かん子 塩谷京子『しらべる力をそだてる授業!』を読了。赤木かん子さん、ものすごいおもしろいなあ。こんなにおもしろく、図書館とかを子どもに教えられるものか…。感心。やってみたくなっちゃう。
- 作者: 赤木かん子,塩谷京子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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小学校における調べ学習のゴールでもある「レポートにまとめて発信する」ことの具体像がわかる本だと思います。
で、やってみたいアイデアがたくさん。
テーマの3点決め(p.40-41)
「海」「生き物」「タコ」からはじめてもOK
↓タコの何について調べるの?
「タコ」「吸盤」「どのくらい強いの?」のように、3つ目のキーワードは最後に「?」がつけられるようにするといい。<コツ>
・3つ目のキーワードは最後に「?」がつけられるようなものにすること
・前の2つの言葉に関係する言葉にするということ
あと、自分たちで本の分類をやってみるというのもおもしろそう(p.72)。子どもたちは分類がそもそも好きだから、って。とても、子どもたち=学習者目線で書かれているなあ、と思って。
日本十進分類について確認して、シール貼りをする。(p.75)
これもやってみたいです。
百科事典の自分の好きな項目を引いて、全部写す。(p.91-92)
↓
3行で、丸写しした文章の中の大切なところをまとめる感じ。
1行は、そのものを定義する。(「ダイヤモンドは宝石です」みたいに)
あとの2行で、その文章から自分が必要だと思ったことを抜いて、自分で文章を作る。
こういう、ミニミニなプロジェクトやりつつ、言葉とかに興味を持って、しかも事典に興味を持ってもらえるって、超いいと思うなあ。
↓こちらも参考になりそう。
調べ学習の基礎の基礎―だれでもできる赤木かん子の魔法の図書館学
- 作者: 赤木かん子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 大型本
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