日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『逆説の日本史 21 高杉晋作と維新回天の謎』を読んだ

 井沢元彦『逆説の日本史 21 高杉晋作維新回天の謎』を読了。1年ごとに幕末の事件を追いかけていっているこのシリーズ。いよいよ高杉晋作が登場です。

 高杉晋作、かっこいいや。四境戦争のときに、絶体絶命のピンチだったけれども、気合で何とかしちゃった長州の危うさは、長州閥が作った昭和陸軍に遺伝した、という話は非常におもしろかった。

世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)

 武士としてはしょうもなかった慶喜が家臣を救ったのに、武士として立派だった容保が家中を巻き込んで悲惨な目にあった。政治家としては慶喜の方が上、という評価。そういう考え方もあるかあ、と。 「八重の桜」のときの慶喜は、酷かったなあ。小泉孝太郎が演じてたけど、もうなんか、あんな上司だったら大変、って感じだった記憶が…。